スタッフブログ
2015.01.12
変形に強いのは??
こんにちは福島です
今朝起きたら、家の周りは真っ白な雪景色になっていてビックリ
早く出なければ混んでいるのではと思い早めに家を出てきたのですが・・・
なんのこっちゃない
国道に出たら道に雪は全く積もってなく、車に雪を積んで走っているのは自分くらい
自分が住んでいるところは 『山』 なんだと改めて実感しました
さて、本日はお客様からよく聞く事例についてお話ししたいと思います
その事例とは・・・
『プラチナが硬くて変形しにくいので、プラチナが良いです』
この知識をもってお店に見に来られる方は比較的多く感じます。
結婚指輪の金属素材でよく用いられる素材としては
プラチナ・ゴールドの素材が挙げられます。
しかし、一般的には純度100%のプラチナ素材・ゴールド素材で指輪を作っているメーカーさんも少ないです。
理由としては 『柔らかい』 から。
柔らかいと傷もつきやすく、変形もしやすい為に生涯身に着けるあたってはとても不安ですね。
その為、大半のプラチナで作ったブライダルリングは千分率で Pt950/Pt900 という表記がしてあります。
これは、柔らかい純度100%のプラチナを95%あるいは90%まで純度を下げて
残りの5%あるいは10%にはルテニウム・パラジウムと言われる
プラチナより硬い白金系貴金属を配合することによって、プラチナの強度を強くしたハードプラチナが用いられています。
では、プラチナとよく比較されるゴールドはというと K18 という表記がしてあります。
これは、プラチナとの表記の仕方が違うだけで、ゴールドは24分率で表記してあります。
理解にちょっとややこしいですね
では、プラチナと同じ表記で表すと 18÷24=0.75 ということで千分率で表すと750
つまりK18の表記には75%の純金が用いられていることになります。
K18の残り25%に用いられる素材としては 銀・銅・パラジウム 等が挙げられます。
その配合の割合によって、ピンクゴールド・イエローゴールド・ホワイトゴールド 等の色の違いが出て
色味を楽しむことが出来るんです。
では、このプラチナ合金とゴールド合金と比べた場合にどちらが硬いかというと
一般的には 『K18が硬い』 です。
純度100%のプラチナとゴールドを比較すれば、プラチナが硬くなります。
その為、ゴールド素材は硬度を出すために硬さのある金属を多く含みます。
ただし、銀の量が多かったりするとプラチナの方が硬かったりとチョットややこしいです。
しかし、一般的にそうは言っても 『絶対』 とは言えないのです。
何故かと言うと・・・
指輪の 『造り方にもよるから』
その比較検討の指輪の造りが違えば、ゴールドが硬いとも一概に言えなくなります。
もしくは、純度ほぼ100%のPt999の指輪の方が硬度が硬いものもあったりします。
より、硬いものを選びたいのであれば造りの違いも比較検討の必要があるんですね。
因みに、硬さだけを重視するのであれば チタン・ジルコニウム・ステンレス という素材は間違いなく硬いです。
そうなってくると何を基準に選べばいいか分からなくなります
その問題を調査してご提案するのが自分たちの仕事です
皆様のライフスタイル・ご要望・ご予算に応じてどの指輪がピッタリかをしっかりとご提案させて頂きます
なので、ご来店の際は何なりと疑問をスタッフにぶつけて下さいね
とりあえず今回は 『変形に強いのは??』 を題材に。
これが 『傷に強いのは??』 になってくるとまた違う話になるのでまた次回
という事で本日も松江店・米子店ともに~19:30まで笑顔で疑問解決
皆様のご来店をスタッフ一同心よりお待ちしております